Yasmeen Turayhi(ヤスミーン・トライヒ)という人が書いた、”Product Marketing Debunked: The Essential Go-To-Market Guide”という本を読みました。
1.プロダクトのローンチの仕方が詳しく書かれている
Go-to-marketの意味を知りたくて、アマゾンでこの言葉で検索したら、この本が出てきたんですね。
まず、対象とする業種しては、一応、B2Bを想定しているようですが、本人も言っている通り、B2Cにも適用できそうな内容です。(この著者は主にテック業界の商品の製品ローンチを手伝ってきたようです)
具体的には、Product marketerが、どのように製品について考え、メッセージを選んで、市場に出していくかを説明したものです。
とにかく消費者や市場を理解することの大切が強調されていました。実際に商品を使う人に会って、その人達の気持ちや考えをじっくり聞くのですね。
そうして市場を理解して初めて、商品をポジショニングし、メッセージを考えることができる、ということです。
2.B2Bマーケティングの世界でGTMが話題な理由
ところで、最近、go to marketという言葉をよく聞きます。
私も、この本の副題にthe essential go-to-market guideという言葉が入っていたから、検索に引っかかって、この本を読むことになったのですね。
でも、このgo to marketという言葉はどういう意味でしょうか?
単に、商品を市場に出す、というような意味のようです。
そうであれば、別に新しい言葉ではなく、昔からマーケティングの人はやっていることですね。
それではなにが新しくて、最近この言葉がもてはやされているのか?
どうも、この言葉が、主にB2Bの世界で使われるようになったことが新しいようです。
つまり、考え方自体は新しくないけど、B2Bで使われるようになったことが新しい。
B2Bでも、いろいろ新しい考え方は出てきています。
例えば、単に、マーケティングの部署が、購入の見込みがあるリードを営業に渡して終わりではなく、そのリードが実際に購入に至るまで、さまざまな情報を提供したりして関係を保ち、次のステップに進むのを促す「インサイドセールス」という考え方。
また、顧客が購入して終わりではなく、その顧客が実際に商品を使って、仕事において成功するのを助ける「カスタマーサクセス」という人たちの考え方、などです。
ただ、そのようなことをしても、マーケティング、営業、カスタマーサクセスがそれぞれの部分最適に陥ってしまって、全体的に大きな力を出せなかったという反省があるようです。
そこで出てきたのが、そもそも、自分たちは、どのような顧客にどのような価値を提供したいのか、根本から考えよう、ということ。
それを、マーケティングが考えるのではなく、組織全体として考えようというのが、B2Bにおけるgo to market戦略のようです。
つまり、B2Cでは当たり前だったが、B2Bには適用できない、と考えられていたことを、実際にB2Bの組織全体に当てはめて考えてみよう、ということなのかもしれません。
3.著者は精神世界も追及している人
ところで、この本の著者はYasmeen Turayhiという女性です。
この人のことをネットで調べていたら、なにかスピリチュアルなことをしゃべっている人が出てきました。
私はてっきり同姓同名の人だとおもったのですが、よくよく調べたら、同一人物です。
この方は、キャリアとしては成功していたのだけど、どうも自分が本当に自分に繋がっている気がしなくて、直観医学(Intuitive Medicine)というものを学んだそうです。
それからは、映画を撮ったり、本をかいたり、ポッドキャスティング(Gateway to AwakeningというポッドキャスティングがSpotifyで聞けます)をやったりと、自分の様々な力を発揮できるようになったとのこと。
ビジネスの世界で有名な人は、ビジネスだけをやっている人が多い感じがありますが、このように精神世界についても深く考えている人は珍しいですね。
この人からもっと学んでみたい気がします。

