ここでは、これまでの私と英語の関係についてお話します。
中学生で英語好きに
僕は中学生のころ、英語が好きになりました。カーペンターズのYesterday Once Moreという曲を聞いてから、英語で洋楽の歌を歌いたいのがきっかけで、英語が好きになっていきました。
高校では、教科書の今習っている部分を暗記してしまいました。行き帰りの田んぼ道で、自転車に乗りながら、よく声を出して復唱したりしていました(前をよく見ずに復唱していて、農家のおばさんのリヤカーに後ろからぶつかってしまったことが2回もあります)
大学では、英語は独学できるだろうから別の言語を学ぼうと考え、フランス語を専攻しました。
同時に、世界には英語やフランス語だけでなく、その他にいろいろな言語があることを知り、言語学というものも知って、言語学や音声学も学習しました。
大学卒業後、頭の中が路頭に迷う
さて、大学卒業の時期になったのですが、自分は英語以外なにも考えていなかったので、卒業後何をしていいか皆目見当が付きませんでした。小さいころから母親に指示されて動くことが多く、自分で考えることがなかったせいでしょう。
改めて言語学を学ぶという名目のもと、自分でも無意識のうちに、社会に出るのを避け、(親の金で)別の大学に学士編入したのです。
ところがそんな「逃げ」が長続きするわけはありません。学士編入した時点で、「もう自分は人生の方向を決めてしまったが、そもそもいったい何をしたかったのだろう」と考え始め、長期のノイローゼになってしまいました。
数年間大学の周辺でうろうろしたあと、結局28歳になってやっと会社に就職しました。
ところが、自分が何をやりたいかは、いまだにわかりません。仕事と英語をどのように結び付けていいかわからず、就いた仕事も特に英語に関係ある仕事ではありませんでした。
就職した会社は広告会社でしたが、仕事をしながらも、いつも「心ここにあらず」の状態でした。
プライベートでは好きな女性と結婚もできました。でも、軽いノイローゼ状態は50代になるまで続きました。
結局、会社で定年に至るまで、(数年海外関係の、英語を使う部署に属した以外は)特に英語と関係のない仕事をずっとしてきました。
副業で英語を仕事に(少しずつ…)
前の会社を定年で辞める少し前から、クラウドワークスなどで英語の翻訳の仕事を始めてはいました。ただ、翻訳の仕事はそれほどあるわけではなく、かといって、翻訳専門の会社に登録するほど、自分が緻密な翻訳と言う仕事に向いているとも思えませんでした。
ところが、Upworkで副業を始めたあたりから、自分が日本人であることを活かして海外と日本の市場をつなぐ、もっと広い仕事があるようだ、と思い始めました。
ひとことで言えば「ローカライズ」の仕事ですが、単に左のものを右に動かすだけでなく、習慣や考え方の違いを考えながら、海外と日本の文化の間を「翻訳」する仕事があるようだ、と考えたのです。これは、英語がわかる日本人でないとなかなかできない仕事です。
そして同時に、自分のように、英語自体ができても、それを実際の仕事や副業にうまく活かせていない人もいるのではないか、と思うようになりました。
そこで考えた私のミッションは「仕事や副業で英語を使いたい人の手助けをする」です。
このミッションのもと、少しでも、自分のできることをしていきたいと思います。