山崎監督のGodzilla Minus One アカデミー賞受賞スピーチ

Godzilla Minus Oneの受賞は感動的!

ゴジラマイナスワンが2024年のアカデミー賞視覚効果賞を取ったことは、非常に感動的なことでした。

私は特にゴジラ映画のファンではなく、ただ、小さいころに他の普通の子供が見るようなゴジラ映画(ゴジラ対ガメラ、ゴジラ対キングギドラなど)を見た記憶があるだけです。

ただ、YouTubeなどで、どうもアメリカにはかなりコアなゴジラ映画のファンがいるようだ、ということが分かっていました。ですので、もしゴジラマインナスワンが受賞すれば、アメリカのゴジラファンは大喜びするのではないかと思っていました。

実際、受賞のあと、海外から受賞を喜ぶ声がかなり聞こえてきました。

受賞スピーチを英語でやったのはとてもよかった

(山崎貴監督の、Godzilla Minus One アカデミー賞視覚効果賞受賞スピーチ)

ところで、山崎貴監督は受賞スピーチを英語で行いました。

このスピーチを聞いたところ、普段から英語を使っている方ではないなと思いましたが、とにかく英語でスピーチをしたことは、会場や世界のファンが監督を身近に感じることになるので、とてもよかったと思います。

監督のスピーチを聞いて、私なりに文字起こししてみました。

“My career began 45 years ago, after the shock of seeing Star Wars and Close Encounters of the 3rd Kind.
To someone so far from Hollywood, even the possibility of standing on this stage seemed out of reach.
The moment we were nominated, we felt like Rocky Balboa, welcomed into the ring as equals by our biggest rivals, which was already a miracle.
But, here we stand.
To all the VX artists outside Hollywood, Hollywood was listening, and this award is proof that everyone has a chance.
Finally, on behalf of the cast and crew of Godzilla Minus One, I want to tell our producer Shuji Abe, who we lost too soon, “We did it!”.
Thank you.”

ただ、welcomed into the ring as equals by our biggest rivals, のところは、監督が言いよどんでいることもあり、よく聞き取れませんでした。結局、東宝が発表してる原稿に頼って理解しました。

内容的にはとても謙虚で、好印象だったのでは?

内容的には、とても謙虚な内容で、会場や視聴者の共感を得たのではないでしょうか。

「私はアメリカの映画を見てショックをうけ、そこから監督の道に進んだ。
ハリウッドのこのステージに立てるなんて、思ってもみなかった。
でも僕らはこうやってこの場所に立つことができた。
ハリウッドは聞いてくれていた。世界の同業のみんなにもチャンスはある。
一緒に頑張ろう!」

といような内容ですから。決して、自分たちがすごいとか、自分たちが特に頑張ったとか、などと自画自賛している内容ではありません。
このような内容のスピーチは全世界で快く受け入れてもらえるものだと思います。
ビジネス上のプレゼンなどでスピーチをする場合にも、とても参考になる内容だと思いました。

自分による音読

今回は、初めての試みとして、このスピーチを私が読んだものをYouTubeにアップしました。
決して山崎監督のスピーチが英語として通じなかったというわけではなく、十分通じたと思うのですが、私だったらこう読む、という観点で録音してみました。そのあとに、発音に関するコメントも入れました。

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