callという単語は、名詞として使うと、「電話を掛けること」という意味で使うことは皆さんご存じですよね?
ここでは、私が気づいたそれ以外の意外な使い方をご紹介します。
1.「オンライン会議」という意味
callというと、どうしても「電話」を思い出してしまいませんか?
例えば、”I got a call from Tom today.”(今日トムから電話をもらった)のように。
ところが、コロナ禍後一般的になったオンライン会議も、callということが多いようです。
海外の相手とのオンライン会議は、確かに相手を呼び出したりするものではありますが、日本人としては、どちらかというと、meetingという言葉を使いたくなり、callという単語は思い浮かばないように思います。
でも、海外の相手とオンライン会議を行うと、”after the call”(この会議の後に)とか、”our call today”(今日の会議)などと、オンライン会議に対して、結構callという単語を使っています。
I will write an email to you after the call.
「この会議の後で、あなた方にEメールを送ります。」(オンライン中の会話で)
I really enjoyed our call today.
「今日のオンライン会議、とても楽しかったです」(オンライン会議を行った後のメールで)
もちろん、meetingやonline meetingでも通じますが、callと言われたときに、「オンライン会議のことかな?」と思い出せるようにしておくといいと思います。
2.「決断」「判断」という意味
それと、callを「決断」「判断」などの意味で使うことも多いようです。
あるアメリカの医療ドラマを見ていたとき、部下の言ったことに対して、上司が”Good call.”と答えていました。
私はその時は「?」となってしまったのですが、後で調べてみると、callには「決断」「判断」のような意味があることがわかりました。
つまり、”Good call.”というのは、「それはいい判断だ。」という意味だったのですね。
英英辞書にも、callの名詞の意味として、下記のように出ていました。
a decision
“What do you want to do?” “I don’t care— it’s your call.”
Collins Dictionary
例文は、「あなたはどうしたい?」「どうでもいい。あなたが決めて。」という意味だと思います。
It’s your call.は、別の言い方をするとIt’s up to you.やIt’s your decision.ということですね。
It’s a tough call, but I think we should go ahead with the plan.
「難しい決断だが、私は計画を進めるべきだと思う。」
The president will make the final call on the budget.
「大統領が予算に関する最終的な判断を下す。」
今回は、callという名詞の、日本人があまり知らない意味について書いてみました。
また気づいたことがあったら記事を書きますね!