日本人には結構難しいposeとpauseの発音の違い

日本人にはどちらも「ポーズ」と聞こえる

poseとpauseは、ネイティブスピーカーにとっては、全然違う単語です。それぞれの発音記号は、下記のようになります。

pose [pouz]:ポーズをとる
pause [pɔːz]:中止・停止する

以下は、私の発音で、ネイティブではありませんが、参考にしてください。

ところが、日本人はカタカナで考えると両方とも「ポーズ」が当てはまるため、発音し分けるのが難しいのです。でも、この発音の違いによって、意味が全然違ってくるわけですから、注意して発音しなければなりませんね。
 
 あり得ないとは思いますが、もし、作業をしていて、外国人の上司が「ちょっと停止して」という意味で”Pause!”と言ったのに、言われたあなたが、いきなりロダンの「考える人」かなんかのポーズを取ったら、話がチンプンカンプンになりますよね?(笑)

同じように、この発音の違いだけで区別される単語のペアとして、下記のようなものがあります。


low[lou](低い), law[lɔː](法律)
owe[ou](義務などを負う), awe[ɔː](畏敬)
sew[sou](縫う) , saw[sɔː](seeの過去形)
row[rou](行列の行), raw[rɔː](生の)
Joe[dʒou](人名), jaw[dʒɔː](あご)
show[ʃou](見せる), Shaw[ʃɔː](人名)

[ɔː]は、とにかく口を大きく開けて「オー」という

poseに出てくる[ou]は、口を狭めて、オウといいます。
これに対して、pauseに出てくる[ɔː]は、口を思いっきり大きく開けて、口の奥のほうでオーと言います(特にアメリカ英語では口を大きく開けます)。

ここで鍵となるのは、[ɔː]のほうは、思いっきり口を大きく開けて発音することです。この違いによって、ネイティブは[ou]と[ɔː]を区別しているわけですから、日本人の感覚からしたらわざとらしいほど、大げさにやってちょうどいいと思います。

他にこの音を含む頻出単語として下記のようなものがあるので、是非、実際に発音して練習してください。

thought[θɔːt]
fought[fɔːt]
caught[kɔːt]
cause[kɔːz]
because[bik’ɔːz]
taught[tɔːt]

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